企業が求めているのは、まず気軽に会話ができる人です。
誰とでも会話ができるということは、仕事をする上で非常に大事な能力です。
交渉する相手に、ただ一方的にプレゼンテーションを行っても相手の信用は得られません。
楽しく会話をしながら相手の懐にすっと入り、信用を得られた人が採用に漕ぎつけられるのです。
面接では例えば、「趣味は何?」と聞かれたら、「映画鑑賞です。先日は父と映画館に行きました。」くらいの返答にしておきましょう。
多少言葉足らずの方が、面接官の「興味スイッチ」を押すことができます。
そして、「何を観たの?」「お父さんと映画の趣味は合うの?」などと質問されたら、それに素直に答えればいいだけなのです。
「僕は子どもが小さいから、一緒にアニメ映画を見に行くんだよ。」と面接官が返してきたら、「最近だと〇〇などですか?」といったように逆に質問を投げてみましょう。
短い面接の中で、どれだけ自然な会話ができるかということが大切です。
面接の終盤になって、伝えたいことが全て言えてなくても、無理に自己PRをねじ込むことは避けましょう。
ただ目の前の面接官と自然な会話を成立させることだけに集中しましょう。
多くの人は、自分の長所や自信のあることを一方的に話してしまいがちです。
しかし、面接は人と対面して行うものです。
自己PRをするのではなく、会話をすることでありのままの自分を知ってもらい、まず自分に興味を持ってもらいましょう。