IT系エンジニアの採用面接

IT系エンジニアの採用面接において、相当な自信があったにも関わらず、採用を断られてしまったという人は少なくありません。

この原因としては、面接を受けた側と採用する企業の側で、面接に対する考え方にギャップがあることが原因とされます。

IT分野への就職を目指す人材に比較的多いのが、合理的なものの考え方をする性質です。

IT分野は成果主義に結びつく効率性を得るに当たって、簡潔な結果を尊重する傾向があります。

そのため、面接において面接官が過去の業績を尋ねた場合に、履歴書に書いた成果のみを言及することが大半を占めます。

しかし、実際には面接官は「その成果を得るに当たって、どのような点に動機があり、どのように考えてそこに至ったのか」を問う場合がほとんどなのです。

履歴書に書いてある成果は当然面接官も目を通しているため、そこを鸚鵡返しのように繰り返しても、「求めた問いに答えることができない人なんだな」と判断される危険があります。

どれだけ知識やスキルに自信があったとしても、不合格の烙印を押されてしまうことになるのです。

面接官はその人の成果以上に、その人が実際に職場でしっかりやっていけるかという協調性と、しっかりしたキャリアパスを描けるのかという将来性を吟味しています。

過去の成果の強調は履歴書を提出している段階で終わっていると考えた方が良いでしょう。

面接では、実際に就職した後にどのような成果があげられるのかという見込みを、過去の成果から敷衍して判断しているのだという点をしっかり承知しておきたいものです。

自信を持って面接に臨みたいなら、【面接は「自信」で決まる】で事前練習を行っておくことをおすすめします。